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糸のチカラは目に見えにくいけれど、圧倒的な日本の技術力

IoT肌着なるものの存在をご存知ですか? NTTと東レのコラボレーションによって生まれた心拍数や心電波形が測れる布素材「hitoe」。肌着の形状に織られたhitoeに専用送信端末を取り付けて、スマホとBluetoothで通信。安全管理システムでデータを管理することで、作業員(特に屋外)の体調管理などに役立てていくといったことを東レがビジネスモデルとして検討中です。実証実験が日本航空と始められるとのことなのですが、これってやっぱり繊維で織ったものに小さな電極がついているという解釈でいいんですかね?

 

発表時のリリースから以下一部を抜粋します。

「最先端繊維素材であるナノファイバー生地に高導電性樹脂を特殊コーティングすることで、耐久性に優れ、生体信号を高感度に検出できる機能素材“hitoe”の実用化に成功しました」

 

導電性樹脂ってなんだ?と思って調べたら、導電性ポリマーとも言うらしいです。肌との接触面にそういう素材を塗っているわけですが、電気を通す物質なのであれば、単純にしびれたりしないのかという疑問もあります。東レと言えば炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に早くから技術投入して、いまや、専業の子会社「東レ・カーボンマジック」も持ち、CFRPは航空機などにも活用される素材になっています。ボーイング787の機体はほぼ100%CFRP素材。金属製エンジンを除いたほぼすべてが、日本製の素材で作られているんです。その技術を支える先端企業ですからおなじ繊維の分野でより技術を磨いていってもらいたいものです。

 

機体が軽く従来機と比べ燃費効率が20%向上した787