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「iPhoneをかざす」サービスが利用可能になるのはいつなのか

2015年11月10日

最近はコイン駐車場ならぬコイン駐輪場も街中では見かけるようになりました。私はここのところ自転車で良く出かけるので、お世話になることも増えましたね。昔から観光地の商売やホテルのサービスでレンタルサイクルなるものがあったとおもうんですが、IoTの一環でドコモが株式会社ドコモ・バイクシェアというサービス会社を今年の2月に立ち上げていました。

 

 

早い話が、自転車と自転車の管理システムをドコモが自治体やマンションに納めて、納められた先の団体がサイクルシェアリングを事業展開するという内容です。事業者ごとの価格設定は自由のようで、たとえば東京都千代田区は「ちよくる」、港区は「自転車シェアリング」、中央区が「コミュニティサイクル」と近隣でサイクルシェアのサービス展開しているのにもかかわらず、最初の30分の利用料が港区は100円。ほか二区は150円といった具合です。自転車の鍵、位置情報と、電動アシストのバッテリー状態を通信で管理してスマホが鍵代わりになって動かす仕組み。また利用状況を分析するツールは、NTTデータが提供し、NTT都市開発とNTTファシリティーズが、自社管理のビルやマンション物件に、導入を進める営業活動をするという役割分担なんですね。

 

システム的にはIoTを活用していてすばらしいと思います。強いて欠点を上げるならiOSに非対応ということ。おサイフ機能対応の電話機か、専用ICカードで利用することになります。こういったサービスを考えるときにケータイを鍵にするものであれば、iOSの壁は避けて通れないと思いますが、実はiPhoneは6の世代からNFCを搭載しているんです。現在はApple Pay専用で他のサービスには開放していないなんだとか。NFCとおサイフ機能のFeliCaは厳密に言えば違いますから、一概には言えないんですけれどiPhoneでも使える日が来てほしいなぁと思います。現在Apple Payの利用環境は極めて限定的で、米国で発行されたクレジットカードと、クレジットカードの非接触決裁用規格のEMVコンタクトレスに対応した端末が設置されている必要があるそうです。iPhoneが一番売れているのはすでに米国ではないはずなのですが、早くグローバル展開していただきたいものです。

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