Route Seven

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人間とマシンの役割分担

2015年6月15日

こんにちは。世の中には頭の良い人がいるもので、色々なところに「気がついて」それをお金を稼ぐ手法に変えて行かれる人がいらっしゃります。無料だったネットから広告収入を得る「マネタイズ」と言われるものがその代表例です。
昔、私が出版社の新人だった頃、インタビュー音声の文字化、俗に「テープ起こし」と言われるものを良くやらされました。外注に出せたらどんなに楽だろうかと思っていましたが、そういったことを請け負うサービスもあるんですね。最近は、データをPCで打込む作業請負も登場し、電話を受けて転送する秘書サービスのような人間でないとわからない、判断できない作業域の外注化も根強いサービスとして残っています。確かにこれは、IoTやM2Mなどのモバイルルーターにはできません(一部音声認識が、非常に進化を遂げているところに今後の可能性を感じますが)。
80年代に電子計算機、90年代にウインドウズとインターネットが革命を起こしたように、2010年代にIoTは間違いなく世の中の仕組みに革命を起こすものです。しかしながら、人間の判断に頼らないといけない仕事が残っていくのも確実です。今後は人間が働く期間よりも会社の寿命のほうが短くなる傾向にあるようで、働く側としても手に技能を持っているのはとても重要ですね。

 


IoTをうまく活用させるのはあくまで人間。その手足となる機械がどういった情報を集めて伝達できるのか?先日も取り上げたように集めたデータで何を導き出すかは企業ノウハウの結集であり、そういった術に長けることは会社を存続させていく生命線だと思います。IoTは「目的」ではなく「手段」で、何が目的なのかをはっきりさせないと、何をしたらよいかが見えてこないし、活用するのは人間である。それをしっかり基盤としてもって、今後も営業にあたっていきます。

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