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想像をはるかに超えて広がる「M2Mが活躍できる」領域

2015年7月2日

動物愛護団体が聞いたら闘犬とか闘鶏、ハブとマングースの決闘ショーなんかはけしからん文化なのでしょうか?動物保護の観点で……、という流れではないと思いますが、ドローンを戦わせる「ドローンファイト」が今後アクションスポーツとして有望だなんて見解が出ています。個人的にはまったく同意できないのですが、みなさまどう思われますか?

 

ロボットコンテストや、学生フォーミュラ大会みたいに、機械を使って競うものは今も存在していますけれど、機械が競うことに人間って興奮するわけではないと思うんですね。それを扱う人間の持っているドラマ性に惹かれるのではないでしょうか。だから、関係する人々の背景が人気を呼ぶんだと思います。って思い切り、IoT/M2Mの根本である機械同士の自立通信を否定してますよね(IoT/M2Mは暮らしをゆたかにしたり、今までなかった価値を創造したり既存のモノの価値を高めるのが目的なので、悪しからず)。

コンテンツとして箱根駅伝や高校野球が人気であるのは、学生スポーツならではの“不完全性“にあると思います。下馬評どおりにいかないとか、すごい番狂わせが起きたりといったことですね。「ドローンファイト」にそれがあると思えないんです。そこには機械操作がうまいか下手かそれだけだと思うんです。動物ならではの感情もドローンには皆無です。

私もラジコンをかじった世代ですけれど、ラジコンヘリにまさかドローンが登場するとは考えもしなかったし、それが戦うような事態になるなんて想像もできませんでした。

 

私の好きな言葉に「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」というものがありますが、M2M分野の発展というのは私なんかの想像をはるかに超えてしまう一例なのではないか、さらに言えばできないことなんか存在しないほどのポテンシャルを秘めている。そんな思いが確信に変わった2015年の折り返し地点でした。

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