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ついに重い腰を上げたか? 最後にやってきたのは、お父さん犬でおなじみのアノ会社

2015年7月9日

ソフトバンクが、100%子会社「SBパートナーズ」の事業内容を変更し、MVNO事業の推進を目的とした会社として再出発させました。MVNO事業者とのビジネスが増加する一途のNTTドコモ。危機感を感じたKDDIが立ち上げたKDDIバリューイネイブラー(KDDIVE)は数か月後に自社で「UQモバイル」を初めました。

ついにソフトバンクもMVNOを推進していくのかと思ったのですが、広報によると「自社でサービスをするかどうかはわからない」とのこと。一般ユーザー向けの格安SIMを提供するかどうかは別として、少なくともIoTの拡大については、ソフトバンクも乗り遅れてはならないと考えていることが分かりますね。昨年のKDDIVEが立ち上がった時も自社でやるかはわからないとコメントしていたので、「ウチもやってますよアピール」なのかもしれませんが。

ソフトバンクは子会社である米sprintとT-Mobileの合併がとん挫したこともあり、規模拡大の方針から利益重視に舵を切ったと言われています。自社ユーザーの流出にもつながりかねないMVNOの役割は、別ブランドのY!モバイルにまかせて、自社ではかたちだけ見せて推進はしないと思っているのですがどうでしょうか?

 

 

これで3社出そろったわけで、いざ“回線”いやもとい“開戦”といったモードになっていくのでしょうけれど、もっといろいろな事業者が入ってきて混沌とするほうが、我々にとってはチャンスだと考えております。

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