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見放題、聞き放題というサービスがもたらす影響の大きさ

2015年9月7日

Amazonが今月中に自社プライム会員向けに動画見放題のサービスを始めることがすでに発表されています。米最大の視聴会員数を誇るNetflixがソフトバンクを窓口にして、9月1日、日本市場に参入して来たのも皆さま方ならご存知かと思います。ここで、疑問に思うのは、小売業であるAmazonが参入する意味です。すでに「Amazonビデオ」という1本単位での映像課金のサービスを展開しているにも関わらずです。Netflixと競合するとすれば、販売しているDVDやBlue-rayの映像ソフトが見放題のストリーミングサービスとかち合うということくらいでしょうか?

 

私の個人的見解ではAmazonプライムはkindleを持っていない以上、メリットが少ないと考えていました。動画の見放題サービスがついてくるとなれば会員を継続しようかなくらいにはなります。実際、物流が高度に発展している日本では、ほとんど翌日には荷物が到着するので、当日便で受け取るくらいしか「はいっていてよかったなぁ」と実感することはないです。音楽の定額ストリーミングサービスも、ここ半年で、apple、LINE、AWA、Google Play musicなどのサービスが競合するようになりましたし、動画ストリーミングでもYoutubeが一部コンテンツ有料化といった話も出ているなど、非常に高度なネットワークインフラ構築が大前提の、商用サービスの広がりには驚くばかりです。

 

 

 

その足回りともいうべきネットワークですが大都市圏は固定回線利用者の割合が低く、モバイル回線で代用されている方が多いですので、この定額ストリーミングが主流になると仮定すると、トラフィックへの影響を心配をせずにはいられません。やはり人間の使うサービスと、IoT/M2Mの回線というのは切り離されているべきですよね。

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