Route Seven

CASE事例

家族を見守る人感センサーに

当時画期的だったデジタル簡易無線を活用!

御社の事業内容を簡単に教えてください。

ネットワークセキュリティ事業とIOT/M2M事業の2本柱で、それぞれ、WEB改ざん検知サービス「SitePatorl」と緊急ボタンと人感センサーを使った高齢者見守りサービス「絆-0ne」を主としてサービス提供しております。
今年(2017年)4月に、M2Mテクノロジーズから事業を継承する形で、現在のアットシグナル株式会社を設立しました。
もともとセンサーネットワークの会社で、アナログ通信が主流だった時代に、画期的で自営通信ができるデジタル簡易無線で「何か面白いことをやりたい!」と立ち上げたのです。別の用途も検討しましたが、母親のケアが必要なメンバーがいて介護見守りシステムを選び、2010年秋に絆-0neをスタートしました。
デジタル簡易無線は初期費用が高かった上、同時に話せない、ほかの無線が入る、建物の陰だと通信が切れるという欠点がありました。改善を検討していた頃、格安SIMが出てきたので、我々もSIM携帯網にシフトすることに。コンシューマーSIMを含めて5、6社検討した後、大手通信会社系NVMOの2社と取引を開始して現在の形になりました。

3つのボタンと人感センサーでダブルの見守り

絆-0neはどんなシステムですか?

一般の緊急ボタンは、普段使わないので仕舞い込む、使いたいときに電池切れなどの問題があります。そこで我々はボタンに加え人感センサーを置いて、生活リズムを把握して支援するという発想でした。販売先は、主に自治体の高齢介護担当や福祉課です。
緊急だけでなく「あいさつボタン」もあり、毎朝押すルールにしていて、押されないと自治体から電話でフォローします。習慣にすることで「緊急ボタン」の存在が意識付けられます。もうひとつの「ご用聞きボタン」を押すと、介護事業者が電話をして要件を聞きます。雪深い地方で買い物代行、配達サービスを行っている所もあります。
見守る方は、クラウド画面にログインして人感センサーの反応を見たり、メールでボタン情報が飛んできたりします。同時にコールセンサーにも届き、緊急の場合は電話する仕組みです。


Route7を知ったきっかけは?

当時SIMが想定外に増え、管理に困っていました。通信が途切れたとき、シニアの方には通信できているか判断できませんし、以前のNVMOはトラブルを原因究明するツールがなく、問い合わせても「分かりません」と言われます。
そんな頃、展示会でRoute7を知りました。オーダーメイドできるのが非常に魅力的で、我々にフィットしたプランを提案してもらいました。

My Routeマネージャーで早期解決とサービス維持

SIMの管理はしやすくなりましたか?

他社のSIMデータもインポートして、My Routeマネージャーの画面で一括管理できます。どのSIMが空いているのか、どこのSIMなのか、簡単に検索や管理ができるようになりました。
通信状態の画面も頻繁に使います。人感センサーに反応がないと機械の故障なのか、ボタンの問題か、電池が切れているのか、原因調査に時間がかかると提供品質が下がりますが、問題の切り分けも容易にできるようになりました。
私が思うRoute7の利点は、コストとプランの柔軟性、My Routeマネージャーの3点です。その上、見守り対象者が亡くなったり、入院したりしてシステムを使わなくなると、休止モードでコストが抑えられます。他社と比べましたが、そういうメニューはRoute7だけでした。

絆-0neの訴求ポイントは何ですか?

センサー機器は他社も進化しているので、マネージメントですね。他社と契約していて、届いた箱を開けてもないのに、毎月2,000円支払っていたという方もいます。我々は、設置手配もしますし、設置完了した確認もします。きちんとシステムを動かし続け、見守り続けるサポートが、5年間やってきて培ったノウハウです。それを可能にしてくれるのがRoute7だと思っています。

アットシグナル株式会社
創業    2017年4月1日
資本金   1,000万円
従業員数  8名
URL      https://www.at-signal.jp
取扱品目・事業内容
M2Mテクノロジーズ社の事業を継承し、M2M(Machine to Machine Communication)/IoT技術+Cloud Systemを活用した以下事業を構築・提供する。
・高齢者見守り事業(人感センサー+ボタン通報器による緊急通報対応)
・Security事業(ホームページ改ざん検知&復旧、ネットワーク負荷モニタ)
・Cloud System連携事業(API連携を活用したカスタマイズなど)

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