Route Seven

CASE事例

お客様のリクエストで「無制限」SIMを探していた

給電機能・録画機能もある屋外用ルーターを開発

御社の事業内容についてご紹介ください。

当社は4年前に創業して、LTEを利用したIoT向けの屋内外用ルーターの開発と販売を行なっています。Coral Edge(コーラルエッジ)というシリーズで、主に監視カメラに使われていて、カメラの販売代理店や鉄道事業者、建築業者などがお客様です。
他社ではあまり製造していない屋外用であることが一番の特徴で、風雨や寒暖など、過酷な環境下でも安定稼動ができます。工場などの広い場所では、LANケーブルを這わせるのが大変なのでそういう半屋外でも採用されています。

他にもコーラルエッジの特徴はありますか?


ルーターとPoE給電機能を搭載しました。LANポートにケーブルを差すだけで、IPカメラに直接電源供給ができます。高価なPoEハブを用意する必要がなく、ハングアップしたIPカメラをタイムリーに復旧できるので、運用に支障があった時も最小限に留めることができます。
コーラルエッジにはビデオマネジメントシステム機能も搭載しています。ボックスの中にSSDと録画ソフトがインストールされており、SSDに録画した映像を外から見に行くことができます。クラウドサービス事業者にルーター機能だけのものを販売もしていますが、ビデオマネジメントソフトウェアを搭載したNVRルーターを中心としたソリューション提案も行っています。
現在2タイプあり、ハイエンドは25万程度、ローエンドは8万円程度です。雪深いところや紫外線が強い地域は、環境性能が強い(動作温度-30℃〜70℃)ハイエンドタイプをお勧めするなど、お客様の用途や設置場所などを確認して、最適なルーターとカメラを提案しています。

無制限のSIMを探して辿り着いたRoute7

Route7を知ったきっかけは?

コーラルエッジにRoute7を採用したのは1年ほど前で、それまでは別会社のSIMを使っていました。そのSIMに不満があったわけではないですが、無制限の設定がなかったのです。ある日お客様から「無制限はないですか?」とリクエストがあり、探していたところRoute7を紹介してもらいました。
以前も、弊社に提案していただいたそうですが、その時は「オーダーメイドができる」という認識で、「無制限も可能」ということが伝わってなかったのです。改めて無制限を探していたら、またRoute7に巡り合ったということです。

Route7を使ってみていかがでしたか?

まず、無制限でセッションできるということで、お客様の要望に応えられました。料金的にも満足しています。
MyRouteマネージャーは、通信状態を見るのに使っています。日常的にチェックするのではなく、お客様から「回線が切れた」などの連絡があったときに、すぐにチェックできるのが便利ですね。

コーラルエッジは、どんな利用をされていますか?

例えば建築現場で、建てていく様子を録画しておいて、完成と同時に納めたりしています。工事現場などで1日だけ使いたいという要望もあります。解体業などが多いようです。我々は販売だけで、実際にはリース、レンタル業者さん経由で使っていただいています。 これは岩手県の堤防ですが、川が氾濫して木が流されてしまいました。あるタイヤメーカーがCSRの一環として植林をして、コーラルエッジを使って成長具合を監視しています。隣接する建物の屋上にカメラを設置して、太陽光を利用して稼働させ、9時から5時まで一時間に一回だけ静止画を配信しています。
東京からだと片道5時間かかるので、成長具合を見にいくのが大変ですが、監視カメラなら毎日観察できます。4年でここまで育ちました。

太陽光パネルは、多く利用されているのですか?

岩手県の例は、一時間に一回静止画を送るだけと、消費電力が少ないため運用できていますが、通常はハードルの高い永遠のテーマです。カメラやルーターを動かし続ける電力は大きいので、カメラの上に乗るくらいの小さな太陽光パネルでは賄いきれないのです。 また、太陽光パネルの下には必ずバッテリーがつくので、取り付ける場所の対荷重の問題もあります。そして太平洋側は良いのですが、日本海側は雪が降ると使えなくなることもあります。
しかし、岩手県の例ように、使い方によっては太陽光パネルで稼働できる場合もあります。需要もあるので、今後実現していきたいテーマです。

将来はどのような展開を考えていますか?

犯罪が増えていて防犯カメラの役割が大きくなってくるので、今後も需要は増えてくると思います。日本は平和なのと監視されるのを嫌うので、監視カメラが少ないですが、中国は人口が12億人いて、同等数の監視カメラがあると聞いています。警察無線機にもIPカメラが付いているそうです。
日本でも政府からは、「公道に防犯カメラをつけなさい」というお達しが出ています。そのような環境で、SIMを使った屋外用ルーターは成長産業だと思いますので、Route7と一緒に拡大していきたいと思っています。今後も、人を守る、人を便利にするソリューションを提案していきたいです。

ライブロックテクノロジーズ株式会社
所在地  本社 東京都新宿区新宿5-13-10上州屋ビル4F
設立   2014年12月11日
URL   http://www.liverock-tech.com/
取扱品目・事業内容
M2M・IoT分野の電子通信機器の開発、販売
同分野のソフトウェア及び関連サービスの開発、販売

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