Route Seven

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業種別によるIoTの活用

2021年8月10日

今年に入ってから、3Gやリモート保守などテーマごとに3、4週にかけてブログを書いてきました。
テーマごとのブログはここで一旦休憩して、今回は各業種におけるIoTの問題や
今後の動きなどに注目してブログを書きたいと思います。

農業でのIoT

日本の農業の深刻な問題は、労働者不足や後継者問題です。農業関係者の少子高齢化問題は著しく、
解決がとても難しい問題となっています。この現象が招くことは、労働者不足はもちろんのこと、
農業技術の継承していくことにも大きく影響します。農業技術習得までに時間がかかることや、
気象や土の状態などの要素を長年培った経験によって判断して農作物を育てるといった要素が
必要となることが多いため、継続できなくなり離職する人も多いことも農業従事者が増えない、
高齢化が進む原因ともなっています。
そこで期待されるのが、IoTやビッグデータを活用した農業です。習得したデータを可視化し、管理を行い、
熟練した人のノウハウを見える化することで技術の標準化を図ることができます。
またトラクターなどを自動走行させることで少人数でも大規模な生産につなげることも可能となります。

医療、介護でのIoT

人手不足が大きな課題となっている医療、介護の現場においてのIoTの活用は大きな注目を集めています。
要介介護者の利用しているベッドや室内にIoTを導入することで、
介護職員が離れていても離床管理などが可能となります。
また、夜間で介護職員が少ない場合でも適切な介護が提供できたり、ウェアラブルデバイスを
要介護者や患者が着用することで体温などのデータをリアルタイムに把握することも可能となるため、
いち早く変化を察知することができるなど、IoTの活用がとても期待されています。

次回は、製造業と海外のIoT事情について書きたいと思います。
暑い日が続いていますが、皆さんお体に気を付けてお過ごしください♪

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